★雑記 / 太陽はひとりぼっち
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L'eclisse / Colleto Tempia Orchestra
太陽はひとりぼっち / コレット・テンピア楽団
☆1962年(昭和37年)に制作・公開されたイタリア、フランスの合作映画『太陽はひとりぼっち』のテーマ曲。原題の「 L'eclisse」とはイタリア語で「日食」のこと。
ここでお聴きいただいているのは実際に映画中で流れていた「オリジナル・サウンドトラック」とはいくぶん異なるが、”野暮ったさ”という点ではサントラそのままの雰囲気を漂わせている。
☆当時、といっても今からおよそ60年あまり前。ちょうど僕は高校の期末試験の真っ最中で、いつもより学校が早く退けたのをいいことに試験勉強そっちのけでひとりこの映画を観に行った。”ませていた”といわれればそうだったかもしれない。
中に入ってみると客という客は数えるばかりの貸し切り状態。(この映画館は、エレキブームの火付け役として名を馳せたブルージーンズのリーダー、寺内タケシのオヤジさんが経営。僕は以前からよくここに出入りしていた)。そんなわけでアラン・ドロンとモニカ・ヴィッティの濃厚なシーンも堂々と生唾ごっくんで観られた。
この映画、どちらかといえばセリフが少なく、いささか倦怠感に満ちた虚無的な内容でガキの僕には難解だった。今思えば、館内がガラガラだったのは、そうした都会的センスで作られた映画ゆえ、画面に展開される世界を想像することすら出来ない当時の茨城「だっぺ!」のあんちゃん、ねえちゃんたちにはウケなかったからかもしれない.....。(Fin)
※参考
太陽はひとりぼっち / 寺内タケシとブルージーンズ
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